YAGOPIN雑録

東海道徒歩の旅

有松

● 要約版・4

三河国~尾張国(愛知県)

(→は次の宿場への距離。1里=約4km。1町=約100m)

第33宿 二川宿 →1里20町
猿ヶ馬場と呼ばれた平地を行くと二川宿。落ち着いた街並みの中でひときわ目立つのが二川宿本陣(写真)。ここはかつて大名などの貴人が宿泊した宿だった。
第34宿 吉田宿 →2里22町
吉田は現在の豊橋市中心部。市内を路面電車が走る。吉田城(写真)は豊川に沿って建てられた。豊川にかかる「豊橋」を渡って先へ進む。
第35宿 御油宿 →16町
静かな御油の宿場町(写真)を通り過ぎると、天然記念物に指定された見事な松並木が始まる。人をだます狐が出るというこの松並木、『東海道中膝栗毛』で弥次さんも化かされた?
第36宿 赤坂宿 →2里9町
御油から赤坂まではあっという間。芭蕉も夏の夜の短さにかけて「夏の月 御油よりいでて赤坂や」と呼んだ。広重の絵のモデルになったと言われる宿が現在も営業している(写真)。
第37宿 藤川宿 →1里25町
2002年4月26日(18回目)。近藤勇の首塚、若き日の家康が隠れたという洞窟などを眺めつつ、藤川宿に着く。宿場の入口は広重の絵をもとに高札や石垣が復元されていた(写真)。
第38宿 岡崎宿 →3里29町
岡崎では、城下町の防備のため、街道は27回も折れ曲がる。19回目の2002年8月10日は、岡崎名物・八丁味噌の工場見学から始まった(写真は味噌桶の並ぶ蔵の中)。
第39宿 池鯉鮒宿 →2里30町
途中、『伊勢物語』のかきつばたの歌で名高い八橋伝説地へ立ち寄るが、あまり風情は残っていない(写真)。池鯉鮒(知立)宿の付近には松並木がよく残っている。
第40宿 鳴海宿 →1里24町
2002年9月21日(20回目)。桶狭間の古戦場から伝統的建造物群保存地区の有松へ(写真)。有松も鳴海も「絞り」が名産品。有松絞り会館でその実演を見学する。
第41宿 宮宿 →海上7里
笠寺観音、熱田神宮に詣でて宮の宿場に着く。ここから桑名宿までは海路の七里の渡しと陸路の佐屋街道の選択となる。とりあえず日が暮れたので名物の「ひつまぶし」(写真)の店へ。
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