YAGOPIN雑録

東海道徒歩の旅

箱根関所

● 要約版・3

遠江国(静岡県西部)

(→は次の宿場への距離。1里=約4km。1町=約100m)

第24宿 金谷宿 →1里24町
長い長い大井川橋でかつての難所・大井川を越すと金谷宿。2001年11月24日(14回目)、石畳の金谷坂・菊川坂を越えると小夜の中山の上り坂が始まる。
第25宿 日坂宿 →1里29町
茶畑を眺めながら坂を上り切ると、夜泣石(写真)の伝説で知られる久延寺がある。名物の子育飴をなめ、なだらかな丘陵地帯を進むと日坂宿に着く。
第26宿 掛川宿 →2里16町
山内一豊が城主を務めた掛川城(写真)。平将門の首を川のところにかけたから掛川という地名ができたともいい、将門首塚と伝えられる十九首塚も市内にある。
第27宿 袋井宿 →1里半
松並木を通って、東海道53次のど真ん中・27番目の袋井宿へ。宿場入口にある「東海道ど真ん中茶屋」(写真)でしばし休憩する。
第28宿 見付宿 →4里7町
2001年11月25日(15回目)。1875(明治8)年に建てられた旧見付学校(写真)が見付宿のシンボル。その先、天竜川を渡る橋には歩道がなく難儀する。
第29宿 浜松宿 →2里30町
16回目は年改まった2002年2月9日。かつて本陣が6軒もあった浜松宿は今もにぎやかな町(写真)。高層ビルのアクトタワーもそびえているが、老舗百貨店の松菱は閉店してしまった。
第30宿 舞坂宿 →水上1里18町
立派な松並木の道を過ぎると、舞坂宿に入る。見附の石垣や脇本陣・茗荷屋の建物が残る。江戸時代にはここから浜名湖(写真)を船で横断していた(今切の渡し)。
第31宿 新居宿 →1里24町
 振り返ると浜名湖の向こうに富士山が小さく見えた。新居の関所(写真)は昔の建物がそのまま残っている。かつては船着場から直接関所に入るようになっていた。
第32宿 白須賀宿 →1里17町
2002年2月10日(17回目)、潮見坂を登って白須賀宿に着く。広重の絵のとおり、遠州灘がはろばろと見える(写真)。
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