駅にツバメが巣を作っていて、その様子を見るのが通勤中の小さな楽しみになっている。1日中人どおりの多いところで治安は万全だし、緑の多い住宅地なので食料調達にも事欠かない、となると、子育てにはとてもいい立地条件だろう。4月くらいからつがいでやってきて(写真左。オスは1mほど離れたところにいる。)、先日見たときにはすでにヒナは大人と変わりない大きさまで成長していた(写真右)。写真を見比べると、子どもの成長に従って、巣もだいぶ増築されているようである。
しかし、ここ2~3日、巣は留守続きで、ツバメたちの姿は見えない。もうヒナたちが大きくなったので、巣立ってしまったのだろうか。ツバメには帰巣本能があるそうなので、また来年同じ駅で出会えるのかもしれない。
![]() 4月(抱卵中) |
![]() 6月(巣立ち前のヒナ) |
熊本城はかなり大々的な復元になるようで、築城400年の今年までに本丸御殿などの復元を終えて、さらに長期的に復元を続けていく構想のようです。2年前に私が訪れたときも工事が行われていて、たぶん今も工事の囲いに覆われているようなので、もうしばらくしてからお出かけになったほうがいいかもしれません。
熊本城は西南戦争の直前に火災で多くの建物が失われましたが、さすがに戦国の名将・加藤清正が築いた城だけあって、西南戦争では西郷隆盛の攻撃にも耐えました。平和な江戸時代に机上の「軍学」に基づいて築かれた北海道の松前城が、土方歳三の攻撃であっけなく落城してしまったのと対照的です。いま形として残っているお城のうち、実際に戦を経験して守りの堅さを証明できているお城というのもほとんどないですから、そういう意味でも熊本城は名城中の名城かもしれませんね。
熊本城の本丸御殿も復元されるのですか。
熊本城は一度、訪れてみたいと思っていたお城のひとつです(というか、熊本に訪れたいです)
行く楽しみがひとつ増えました♪(といっても、まだまだ先ですが・・・)最近、旅行をしていないので、遠くにだかけたくてしかたありません
ゴールデンウィークに直線距離にして約100mほど引っ越しまして、しばらくインターネットが使えず、このサイトも放置状態になっておりました。表紙の写真も携帯で撮ったものをとりあえず使っていて、どうも画質がよくないので替えたいと思いながら、それもままならぬうちに既に5月も半ば過ぎになってしまいました。
さて、ようやく名古屋城本丸御殿の復元が実現するのですね。明治以降も名古屋城は天守閣と本丸御殿が揃って残っていたのですから、戦災にさえ遭わなければ世界遺産間違いなしだったでしょう。現在天守閣が残るお城は12城ありますが、戦前はあと8城あり、名古屋をはじめ御三家のお城は全部残っていたそうです。つくづく残念なことと思います。名古屋の場合は障壁画だけでも残ったのが不幸中の幸いですね。
そういえば名古屋と同じく日本三名城に数えられる熊本城もいま本丸御殿の復元を行っていて、来年には完成するようです。近いうちに2つの名城の御殿を見比べられる日が来るのが楽しみです。
GWは今年は遠くにいけず、近場をうろうろとしていました。
名古屋市博物館で名古屋城障壁画展をやっていたので見に行ってきました。京都御所の障壁画展も見に行きましたが、とても展示数が多くて大変でした。それよりも展示点数が少なかったせいか見やすかったです。
そのかわり、前期後期にわかれています。でもやっぱり、障壁画は壁にはまって建物と一体化して何ぼのもののような気がします。つくづく、戦争と言うものは・・・
障壁画は疎開しており、写真も残っているようなので、かなり忠実に復元されるようですが。
2010年には名古屋城本丸御殿が復元されるようですが、それは玄関部分だけらしく、全体が復元されるまでにはもう少し年数がかかるようです。
でも、やっと復元の糸口ができたようで、見える形になってきたので嬉しいです。
あとは、ナゴヤドームで野球をみながら生ビールを堪能したことでしょうか。
上野に花を見に行くついでに湯島の旧岩崎邸と上野の東照宮の2つの重要文化財を見てきた。
旧岩崎邸は、三菱財閥の第3代社長・岩崎久弥の邸宅として1896(明治29)年に建てられた。お雇い外国人・ジョサイア=コンドルによって設計された洋館は、列柱の並ぶバルコニー、ニス塗りの柱や金革紙の壁紙など、外観・内装とも華麗な装飾に覆われている。この洋館に純日本式の和館が接続されているのは、当時の邸宅に多い形式だが、和館の大部分は撤去されて、一部しか残っていないのは残念である。
上野の東照宮は、1651(慶安4)年、徳川家光の創建になるもので、外壁には一面に金箔が貼られ、内部は狩野探幽の壁画で飾られた金色殿となっている。徳川家康の陣羽織や吉宗・綱吉の絵画、慶喜の書など歴代将軍に縁の品々が展示されているのも興味深い。
それぞれ明治・江戸の最高の技術で造られ、戦火や災害を乗り越えてきた貴重な建築物である。いつまでも不忍池の両岸を飾る文化財として残り続けてもらいたい。
![]() 旧岩崎邸 |
![]() 上野東照宮 |
![]() 不忍池 |
![]() キンクロハジロと桜 |
この週末、東京の桜はちょうど見ごろ。年に1度のことなので、見逃すまいと東京中あちらこちらを駆け回って花見をしてきました。以下、そのレポートです。
![]() 新宿御苑 |
![]() 千鳥ヶ淵 |
![]() 庭園美術館 |
![]() 目黒川 |
東京でも著名な花見場所だけに、花も多いが人も多い。やはり新宿駅から来る人が圧倒的に多いらしく、新宿門は特に大混雑している。千駄ヶ谷門か四谷寄りの大木戸門から入った方がすいていて場所とりもしやすそう。(あまり守られていないが)アルコール持込禁止なので、人で埋まった芝生に陣取って花を見るよりは、広い日本庭園を散策しながら花見をするのが正解のような気もする。
外堀沿いは飯田橋から四谷の先まで数キロにわたって桜が続いている。通路の両側がビニールシートで埋まるので、散歩しながら花見、というのには少しつらいかも。散歩するなら近くの外堀通りや靖国通りの桜並木がきれい。靖国神社は信じられないくらいたくさんの屋台が出るので、飲み食いするのには楽しい。東京の開花宣言の標準木もここの境内にあるのだが、人が多すぎて探すどころではなかった。千鳥ヶ淵は左側通行なので、九段から半蔵門に向かって歩く方がお堀沿いを歩ける。ビニールシートは敷けないので、歩くか、ボートに乗るかだが、当然のことながらボート乗り場には長蛇の列ができていた。夜間はライトアップもするらしい。ちなみに私は四谷から外堀沿いを進んで、市谷から靖国通りを靖国神社まで歩き、千鳥ヶ淵を半蔵門までたどるというコースをとってみた。
目黒駅の東側にある自然教育園は、東京とは思えないほど広い森が広がっている。カラスは多いものの、人間は入園人数が制限されているので比較的少ない。いろいろな植物を自然のままに観察するのが目的なので、桜はそれほど植わっていないが、雰囲気はとてもいい(「今月の写真」参照)。ここもアルコールは禁止なので、ちょっとお弁当食べたりするくらいがちょうどいい。自然教育園の隣にある庭園美術館は、すぐ隣ながら自然教育園とは逆に手入れの行き届いた庭園で、こちらもいい感じ。たくさんの花を見たいなら、目黒駅の西側を流れる目黒川沿いがずっと桜並木になっている。外堀や千鳥ヶ淵と違って、川がコンクリートで固められているのが少し残念。
しかし、この季節に散歩すると、東京ってほんとに桜の多い街だな、と実感しますね。上に挙げた以外にも、いろいろな場所で桜を見ることができました。今日はもう花びらが風に舞い始めていたので、この週末は東京が1年でいちばん美しくなる休日だったと言えそうです。