YAGOPIN雑録

日々のできごと・思うこと

首里城正殿

● 2002年4月~6月


 いつの間にか梅雨に入っていたらしいね。雨は降っていないが、昼干した洗濯物が夕方になってもまったく乾いていない。【2002.6.15】


矢切の渡し

 久々に柴又まで行ってきた。(写真は矢切の渡し)【2002.6.9】


 前々から行こうと思っていた千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に行ってきた。日本史の資料集がそのまま実物になったような感じ(ただしほとんどが複製)で、具体例が多いのでそれなりに面白かったが、しかし旧石器時代から現代までの歴史を全部紹介しようというのだから、たいへんである。普通に見ていったら、古代だけで1時間かかってしまった。後は大急ぎで見ていって出口にたどりついたのは3時間後。ずいぶんくたびれた。

 博物館のある場所はかつての佐倉城の跡である。佐倉城は川越や岩槻などと同じく、代々老中など幕府の幹部が城主を勤める城だった。佐倉は10万石程度の城下町で本来なら県庁所在地になってもおかしくなかったはずだが、そうはならなかった(ただし、明治の初期には印旛県庁があった。)。旧幕府との関係が濃い町だったから明治政府から疎まれたのかもしれない。そういえば川越や岩槻、掛川、浜松、彦根、館林、白河など、老中や大老を輩出した藩の城下町はどこも県庁所在地になっていない。

 今の佐倉城址には堀の跡などわずかの遺構が残るばかり。別に武家屋敷跡が保存されているが、博物館に時間がかかりすぎて見られなくなってしまった。ちょっと遠いが、また来るか。【2002.6.2】

国立歴史民俗博物館
国立歴史民俗博物館
佐倉の武家屋敷通り
佐倉の武家屋敷通り

 先週の日曜日、バスに乗ってたら、急ブレーキで転げそうになった。

 子供が乗ってた自転車が車道に飛び出てバスにぶつかったのである。

 バスもそんなに早いスピードで走っていたわけではないし、自転車とちょっとかすっただけで子供もまったくけがしていなかった。すぐ近くにいたお父さんらしい人もだいじょうぶですから、などと言っていたが、運転手が営業所かなんかと無線連絡の結果、営業所から人が行くまで待機せよ、という指示がきたらしく、結局バスを降ろされてしまった。バスが道の半分をふさいで止まってしまったので道路も渋滞して次のバスまで30分待ちである。こんな些細なことでもきちんと処理するのだなあと感心しつつ、この程度で道路を混雑させてそこまでやる必要があるのかという疑問もわいてきて、ちょっと複雑な気分だったが、まあでも大事にならなくてよかったよかった。【2002.5.18】


 昨日は久々に3時まで飲んでしまった。終電が0時20分ごろ、途中駅までの終電が0時40分ごろ。そもそも飲み始めが0時前だったので、ビール1杯だけとか言っていたのだが、予想通り終電を逃して、もうあとは歯止めなし。1週間分のストレスをアルコールで洗い流すまで続いてしまった。【2002.5.11】


 ゴールデンウィークの前半に九州へ行ってきた。

 日本最西端の駅・たびら平戸口駅からバスで平戸大橋を渡ると、そこは長崎県平戸市。1641年に長崎の出島に移される以前にオランダ商館が置かれていた町である。港の様子や坂道の多さ、丘の上に立つ教会など、どことなくミニ長崎といった風情がある。商館の跡は井戸や塀などわずかな痕跡を残すのみだが、建物の復元も検討されている。石段を上がって資料館を見たり平戸を訪れたフランシスコ=ザビエルの記念碑を見たりしながら、眼鏡橋を渡って平戸城へ向かう。平戸は松浦氏6万石の城下町だった。天守閣は復元天守だが、高台にあって平戸の町や港が一望できる。

平戸城天守閣からの眺め
平戸城天守閣からの眺め

 福岡で会社の同期と飲んで、翌日は福岡県甘木市の北部にある秋月へ。秋月はかつて福岡藩の支藩が置かれていたところで、今も城下町の面影を残している。名産の葛を使った饅頭を食べたり、城跡や武家屋敷を訪れたりと落ち着いた時間を過ごす。半年前に一度訪れた大分県の日田市まで足を延ばすが、雨が降り出したのでやむなく福岡へと戻った。【2002.4.29】

日本最西端の駅の碑 平戸オランダ商館跡から平戸大橋を望む。
(左上)日本最西端の駅の碑
(右上)平戸オランダ商館跡から平戸大橋を望む。
(左下)中洲の屋台にて
(右下)秋月城黒門
秋月は筑前の小京都とも呼ばれる。
中洲の屋台にて
秋月城黒門

 いちおうアクセスカウンタがついているので、毎月の来場者数を調べている。結果は下のグラフのとおりで、今年に入ってから来場者がどんどん減少しており、先月のアクセス数の平均は1日あたり1.6。ブラウザの「戻る」でもくじページに戻った場合、ダブルカウントすることがあるので、実際にはもっと少ないかもしれない。(なお、作者自身はなるべくカウンタを踏まないようにしているので、自分でこのページを訪れた回数はほとんど入っていない。)

アクセス数の推移

 ところが、せいぜい1日2アクセス程度しか来場者のなかったこのページに、4月4日から4月5日にかけて、突如、いっぺんに約60ものアクセスがあったのである。なにかのトラブルではないだろうかと思って調べてみると、So-netのホームページにある、日替わりのサイト紹介ページ「URL-TODAY」にこのページが紹介されていたのであった(2002年4月4日分)。

 しかもその紹介文を見て、僕は目が点になった(以下、引用)。

歴史と旅が好きなとある青年の記録「YAGOPIN雑録」
URL掲載:URL TODAY編集室

YAGOPINは若干2X歳の好青年である。子どもの頃からメガネをかけて、家族旅行の思い出をこよなく愛し、歴史を学び、兄たちと青春18きっぷで旅をし、浪人を経験し大学では旅行サークルに、就職してからも再三の転勤にもめげず、たまの休みを利用して東海道を旅してみたり、時折父上と旅行をしてみたりする孝行息子。ガツガツとバックパッカーとして世界に散らばり、日本人への偶像(勤勉で働き者)を粉砕して回る旅行ゴクドーたちよ。YAGOPINのさわやかさを学ぼうではないか。

(引用ここまで)

 これを書いた人は、バックパッカーに対して何か恨みでもあるのだろうか、などと思ってしまったが、このページをその対照に位置づけてしまうのはどうかなあ。僕もできるなら、もっと自由に旅してみたいとは思うし。っていうか、このページを見て「さわやか」と感じてくれる人がいるとはちょっと苦笑い。

 ちなみに「URL-TODAY」は日替わりのページなので、昨日今日のアクセス数は平常よりちょっと多い程度に戻りました。【2002.4.7】

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